YAAC税理士事務所

毎回のミーティングをAIに評価させている話|AIのアドバイスは捨ててもいい

毎回のミーティングをAIに評価させている話|AIのアドバイスは捨ててもいい

毎回のミーティングをAIに評価させている話|AIのアドバイスは捨ててもいい

こんにちは、YAAC税理士事務所の山田です。

同業の方と話していると、よく驚かれることがあります。
それは、私が毎回、自分のミーティングをAIに評価させていることです。

顧問先とのミーティングが終わると、しばらくしてチャットにAIからの評価が届きます。
今年の4月から続けていて、もう半年近くになります。
この記事では、その仕組みと、続けてきて感じていることを書きます。

この取り組みは、『AI活用は「最後に出したい成果」から逆算する』で挙げた実例の一つです。


ミーティングを記録する仕組みの中に、評価を組み込んだ

弊事務所では、顧問先とのミーティングを必ず文字起こしし、ストックしています。
文字起こしから、議事録、要点の要約、手を加えていないそのままの文字起こし、の3つを自動で作り、必要なフォルダに保存する仕組みです。
この仕組みは、Google のクラウドの上で動く自作のアプリ「ミーティングマネージャー」で動かしています。

こうしたアプリで預かる情報をどこに置くかは、『情報漏洩のニュースが続く今、自作アプリのセキュリティで私が守っていること』に書いています。

この流れの中に、もう一つ、私のミーティングの品質の評価を組み込みました。
文字起こしをAI(Google の Vertex AI)に渡して、主に私の側の対話を評価させています。
見てもらっているのは、たとえば次のようなところです。

  • 問いかけの質(深さ、具体性、一方通行になっていないか)
  • 顧問先の反応(関心を持って、主体的に話してくれていたか)
  • 報告で終わらず、対話になっていたか
  • 顧問先の気づきや意思決定、行動につながったか

評価は「総評」「良かった点」「改善したい点」の形で届きます。

ミーティングの文字起こしから、議事録・要約・そのままの文字起こしを自動で残し、同時にAIが私の対話を評価してチャットに届く。使うかどうかは自分で選ぶ

評価をどう使っているか

届いた評価は、こんなふうに使っています。

  • 次のミーティングに向けたブラッシュアップ
  • 自分なりに「今日はここが良かった」と思ったところの答え合わせ
  • 自分では気づいていなかったことへの気づき

自分の面談は、自分ではよく見えません。
AIのフィードバックには忖度がないので、自分を見つめ直す鏡になってくれます。
対話は、私にとって仕事の中心にあるスキルです。
それを、毎回のミーティングで磨き続けられるのは、AIのいい使い方の一つだと思っています。


人からのアドバイスは、心が動く

ここからは、少し個人的な話です。

世の中には、良かれと思ってアドバイスをしてくれる方がたくさんいます。
私たち士業も、良かれと思ってアドバイスをする側です。
それ自体は、ありがたいことです。

ただ、人と人とのアドバイスには、どうしても気持ちが絡みます。
アドバイスをした側は、相手が受け止めてくれなかったり、表面上は受け止めても行動につながらなかったりすると、あまりいい気持ちはしないと思います。
受け取った側も同じです。
自分なりに考えて別の行動をとったとき、「せっかくアドバイスしたのに」と思われていないか気になってしまう。
私にとっては、これがけっこうなストレスでした。


AIのアドバイスは、受け取っても捨ててもいい

アドバイスには、役に立つものもあれば、自分には合わないものもあります。
その取捨選択のたびに心を動かされるのは、正直しんどい。

その点、AIのアドバイスは、受け取っても、捨ててもいい。
心を動かされずに、要る・要らないを自分でばっさり選べます。
これが、私にとってはすごく心地よいんです。
だから、AIには「いくらでもどんどん言ってください」というスタンスでいられます。

採用するかしないかは、自分で決めればいいだけ。
評価をフラットに受け取れるからこそ、続けられているのだと思います。


続けてきて、手応えがある

半年近く、毎回のミーティングにフィードバックを受けてきました。
「そうだな」と思って改善したところは、手応えとして感じています。
アドバイスを受けて変えた対応で、顧問先の反応が良くなったと実感することもあります。

そして、この経験は、アドバイスをする側としての自分も振り返らせてくれました。
アドバイスの価値は、した側がどう思っているかでは決まらない。
受け取った人が、自分で選んで、自分で動けるかどうか。
顧問先との対話でも、答えを渡すより、経営者が自分で決めて動ける状態をつくることを大事にしたいと、改めて思っています。

この取り組みは、これからもさらに磨き込んでいくつもりです。


ミーティングを評価する仕組みを、自分の事務所にも取り入れてみたいという同業の方も、
税理士と、数字の報告だけでなく経営の話をしたいという事業会社の方も、お気軽にご相談ください。

【お問い合わせはこちら】
https://yaac.co.jp/contact/

YAAC税理士事務所
山田 直広

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